6月27日、28日に山形で開催された第26回日本言語聴覚学会に参加してきました。

・口頭発表「自治体の療育相談事業で実施したオンラインSTの一例」

・オンラインST研究会のメンバーや久しぶりに会う同期、元の同僚など多くの人との交流

などなど、多くの学びと刺激をいただきました。
また来年、広島でお会いしましょう!
「機械は機会」を掲げてアクセシビリティの考え方を広める活動をしている結ライフコミュニケーション研究所の代表理事の高橋宜盟さんに声をかけていただき、国立病院機構新潟病院名誉院長の中島孝先生のSEIQoL-DW(シークォルディータブリュー)の研修に参加しました。
難病患者等における「生活の質(QOL)」を患者毎にどの様に評価しケアと支援に役立てるかの戦略
治らない病気、重篤な障害に対してどうすれば良いのか。
EQ-5DのQOL評価では、移動や身の回りの管理、普段の活動、痛み/不快感、不安/ふさぎ込みの5項目について自己評価してもらうものなので、車椅子の使用やや胃ろうなどがある場合にQOLが低くなってしまいます。
QOLは個人の生活状況についての個人の認識であるというWHOの定義から、本人にとって大切な5つのCueを面接者が聞き取り、レベルと重みづけをしていく評価法がSEIQoL-DWです。
神経内科専門医であり、臨床遺伝専門医、認知症専門医でもある中島孝先生の講義は演習含め2時間では時間が足らないほどの濃い内容でした。
長岡の保健師や看護学生さんたちの講義に混ぜていただき、本当に勉強になりました。
臨床に役立てていきます。
朝6時に家を出発して、研修を受け、お昼にガストでハンバーグとミニたれかつ丼、プリンのランチを食べ、途中の越後川口サービスエリアで笹団子とへぎそばを買って18:30に家に帰ってきました。
濃い1日となりました。
5月17日、18日に開催された第51回日本コミュニケーション障害学会学術講演会に参加しました。
熊本保健科学大学が会場で、大会長の井崎先生のご実家である大阪にある「いざきのおかき」が休憩室に置いてあり、学生さんやスタッフの皆さんの気配りがありとても良い雰囲気でした。
1日目の基調講演「知能検査とコミュニケーションの支援」は大六一志先生がCHC理論に基づきご自身の経験からわかりやすくお話しをしてくださいました。知能検査では測れない共同注意や行動の意味の知識などしっかりとみていく必要性を改めて心に留めました。
午後の教育講演「絵本から広がることばの発達」はNTTコミュニケーション科学基礎研究所の奥村優子先生の発達心理学に基づく話でした。絵本の役割は日常生活では触れられない多様な語彙や文法の発達の貴重な機会であることや絵本選びの支援として絵本検索システム「ぴたりえ」の開発のお話などあっという間の90分でした。
2日目は朝から結ライフコミュニケーション研究所の皆さんの発表がありました。
午後は「オンラインと対面を併用した一症例〜アクセシビリティの向上のために〜」という演題で口頭発表をしました。
多くの人と出会い、多くの学びを得た学会でした。
熊本で開催される第51回日本コミュニケーション障害学会学術大会に参加するため、5月15日の夜に飛行機で熊本に向かいました。
学会の前日5月16日に、3月にお邪魔したみやま市の慈久福祉会やまさんに行く機会をいただきました。
午前中にやまさんで結ライフコミュニケーション研究所代表理事の高橋宜盟さんのミニミニセミナーと3名の利用者さんの自己紹介を指伝話で作成する体験をしてもらいました。
普通の顔、笑顔、ちょっとイヤな顔、アピール顔の写真を撮り、その写真に名前やニックネーム、好きなこと、苦手なこと、みんなへのメッセージを入力して、利用者さんにスイッチコントロールを使って自己紹介をしてもらいました。
午後からは同じ慈久福祉会の慈久園に移動して、給食をいただきました。
この日はちょうど入所者の方の誕生日会ということで、リクエストメニューの巻き寿司でした。
彩もよくとてもおいしかったです。そして、今回も巻き寿司のソフト食も試食させていただき、味はもちろんなめらかで本当に丁寧に作られていました。
昼食後は、午前と同じようにセミナーのあと職員の方が実際に写真を撮ってカードを作る体験をしていただきました。
この写真を撮って一緒に作ることが大切
その後は、希望された利用者さんに体験をしていただき、あっという間に時間が過ぎました。
夕食は串揚げのお店に連れて行っていただきました。
職員さんと利用者さんの笑顔が本当に素敵な施設でした。
2025年度が始まりました。
ことばの相談室はるオリジナルの絵カードの作成をすすめており、オンラインやiPadなどを活用してアナログでもデジタルでも好みや必要性に合わせて対応します。
オンラインや訪問に力を入れていきたいと考えています。
小児から高齢者までSTにつながることを希望している方がいればぜひことばの相談室はるの利用をご検討下さい。
医療保険等を使わない自費になります。
20分 3,000 円
40分 6,000 円
60分 9,000 円
*訪問の場合別途交通費(実費)と訪問料 1,000円をいただきます。
埼玉県入間市からおおむね1時間程度で移動できる範囲であれば訪問可能です。
埼玉県入間市、飯能市、日高市、毛呂山町、越生町、狭山市、所沢市、川越市、横瀬町、秩父市、小鹿野町 など
東京都青梅市、瑞穂町、昭島市、羽村市、福生市、立川市、日野市、日の出町、あきる野市、武蔵村山市、東大和市 など
よろしくお願いします。
3月31日、月に6回非常勤講師として8年間勤務していた豊島区児童発達支援センターを退職しました。
豊島区は外国籍の方も多く、外国にルーツを持つ子どもの言語発達に関わり、言語、文化の多様性について考える良い機会となりました。
お忙しい中、花束や薬玉の準備までしていただき感謝です。
職場は離れますが今後も子どもの発達に関わる仲間としてよろしくお願いします。
3月10日、福岡県みやま市の社会福祉法人慈久福祉会地域生活支援センターやまさんで開催されたミニミニセミナー「iPadやスイッチ・アプリを使って重心のお子さんのコミュニケーションを考える」に参加しました。
大牟田市にある「発達支援事業所ひらそるのいろ」の管理者で言語聴覚士の夏目尚さんがコーディネーターとして企画してくれました。
結ライフコミュニケーション研究所代表理事の高橋宜盟さんのお話は本当に楽しくて引き込まれます。
セミナーの後、「やまさん」の給食をご馳走になりました。常食だけでなくペースト食の試食もさせていただきました!
なめらかで味もしっかりしていてとてもおいしかったです。
給食の丁寧な調理、利用者さんや職員さん達の笑顔などやまさんには素敵が溢れていました。
きっと「やまさん」からみやま市のコミュニケーション支援が広がっていくと感じられました。
ありがとうございました!
いわさきちひろさん(1918-1974)の原画32点が新たに見つかったというニュースがありました。
著作権が確立していなかった当時、原画を許可なく転載・裁断されることもあり、出版社に原画の返却を要求するなど作家の権利を主張したそうです。
オンラインSTを行う上で、とても重要な著作権の問題。
オンラインSTの手引を作成しましたが、日本では教材や絵本、検査などオンラインで使用することのハードルが高いと感じます。
ことばの相談室はるではオンラインで使用できる教材をオリジナルで作成していく方向で進めています。
オンラインでもことばの発達がゆっくり、発音が不明瞭、などの相談にしっかり対応できるようにしていきます。